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田んぼの生きもの観察会、盛会でした!

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この5/4(土)、開催した「田んぼの生きもの観察会」
子供をいれれば20人近くの参加を頂き、心地よい天気の中、
素敵な時間が過ごせました。
「鳥や生きもの」のお勉強というよりは、「鳥たちの時間」に寄り添えたような、
いい小旅行。
水先案内人ならぬ「鳥」先案内人、「森」先案内人の講師を務めていただいた
川崎公夫さんの、節妙な、解説というより心地よいトークといったほうがいいかな、
テンポ、内容、タイミング、とっても良かったです。ありがとうございました。

集合場所の四賀支所上空は、びゅんびゅんとアマツバメが飛行しており、
そんな姿のお話からのスタートでした。

この日、姿が見られたり、囀りがきけた野鳥は、最後川崎さんの息子さんが記録してくれていて、
27種といったかな。この数どう思われますか?野鳥だけでもこんなにすぐ隣で生きています。
これから北に向かうツグミなどの「冬鳥」、これからこの地で繁殖などのためにやってきた「夏鳥」が、
交錯している様子がわかりました。

また、田んぼ、森林、休耕田の葦原、ため池、崖などの様々な環境に、それぞれ生活している
野鳥の様子も見て取れたかと思います。
環境の多様が、種の多様性につながっていますね。
そしてそれぞれが、人とのかかわりのある里山環境ですから、もうその相関図は複雑そのもの。
手入れが少なくなった近年は、また、それなりの状況になっているのでしょう。

新緑のカラマツの梢から、届くオオルリの澄んだ囀りに姿を期待したり、
赤松林のなかにあったノスリの巣を、双眼鏡でのぞいたり、
ため池の対岸に、姿を「わざと」見せてくれているようなカワセミをスコープで手に取るようにみたり、
崖にあった、カワセミの巣に近づいたり、
それから、それから。。。

もう最後というころ、大きなシマヘビが現れました。
はるさきのヘビのとぼけた感じ。男の子は「はじめてヘビを見た!」そうです。
それはよかった。
ずっと、田んぼから聞こえていたシュレーゲルアオガエルの声。紹介すると、川崎さんが
映画「もののけひめ」の木霊の声はこのカエルの声、とのことを付け加えてくれました。
知りませんでした!
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2時間あまりでしたが、みなさん満足していただけたようです。
「四賀」を「田んぼや身近な森の里山環境」を再認識することができた感想を聞いて
うれしかったです。
四賀の里山が直面している「松枯れ」の現状。それに対する薬剤撒布という行政の対応。
その現場そのものの一コマ一面を見て感じてもらう機会にもなったかと思います。

もう一度、川崎公夫さん、ありがとうございました。ぜひ、またの機会もよろしくお願いします。
協力いただいた「四賀 里山のくらしを考える会」のみなさん、ありがとうございました。
川崎さんの紹介や連絡など要のお世話になった上記会の徳久麻里さん、ありがとう。

おわって、池の堤でお昼したのも楽しかったですね。

オオタカの飛翔は見れませんでした。
これは、畑で田んぼで仕事してる時にはよくみますから、人を見てるのかもしれません(?)。

追伸
7月7日には、田んぼそのものの生きもの観察会を予定しています。
その他の企画も計画していますので、またこちらなどチェックしてご参加ください。
興味ある方、連絡していただければ、次回以降の関連企画メールいたします。

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