はるばる農園:ほっとするおいしさ。無農薬、無化学肥料、有機栽培の野菜とお米を、信州・松本から。/
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有機野菜のはるばる農園おいしいさと安心をお届けするために、大事にしていること。

はるばる農園のこと。

はるばる農園の紹介
はるばる農園の有機野菜
はるばる農園のある松本市四賀地区

 

はるばる農園の紹介

よろしくおねがいします。はるばる農園です!

1999年、2年間の農業研修生活を経て、こちら松本市四賀地区(旧四賀村)へ移り住み夫婦で農業を始めました。農家出身でもなく親戚縁者もない地への「新規就農、Iターン」です。

以来、少しずつ経験を重ね、すべて有機農業による、野菜、お米などをお届けしています。

 

農業へ取り組む意味を想って

「何をつくっているの?」よく頂くこの質問が一番困ります。さまざまな野菜とお米をつくり、代表品目がないからです。

「自分達が食べたいものをつくり、それを提供する農業」当初、こんな気持ちで、畑と田んぼに取り組んできました。

「農薬や化学肥料、よくなさそうなものは使いたくないなあ。」素人考えで決めた方針は変えることなく実践してきました。しかし、傍からは頑なな拘りに見えたかもしれません。振り返ると苦労も多くて、我ながら時には不安になったものです。

ですから一方で、「農業は風景を生み出しているし、生きものたちも育んでいる。」こんなことを、伝えたいと思ってきました。大げさに言えば国土づくりです。とても大切なことですし、これからも学び伝えていきます。でもです、その活動は経営としてすぐには跳ね返ってこない。つまり、にわかに儲けにはならないことです。そう、農業はいろんなものを抱え込んでいる深い仕事なのです。

 

これからは「おしいものお届け業」で!

就農から10年を経過した頃から、「小さく作って小さく届ける。」というスタイルにひそかに自問していました。「農業なのかモノづくりなのか。」

そんな時お客さまから頂くメッセージなどがすっと心に入ってくるようになってきました。

野菜、米作りの成果も少しずつ得てきたこともあるでしょうか。

『スープにしておいしかった。』『子供がどんどん食べてびっくり。』『食卓の会話が増えました。』ああここでいいのか。

はるばる農園の仕事は、素直に喜んでもらえる、野菜やお米をお届けすること。そのためには、有機農業はやっぱり最適だし、地域の自然に根ざした生産技術は、食べる人、つくる人の喜びにつながります。そして、育む農の風景は、時にささやかなだけど生きる力を与えてくれます。

 

「おいしいものをつくり、お届けする。」はるばる農園をよろしくおねがいします。

 

はるばる農園代表 立川直樹の紹介

はるばる農園代表1969年 岐阜市に生まれる。

1988年 岐阜県立加納高校卒業

1993年 信州大学農学部森林科学課 卒業(92年休学)

1993年 株式会社ライフ計画事務所 4年間勤務

1997年 結婚

1997年 (有)あずみのモック 農業研修

1999年 四賀村(現、松本市)にて就農

大学進学が信州との出会いでした。調査などで高山植物や森林、農村環境に親しむことが出来ました。休学した1年は、石垣島-台湾-香港-中国-チベット-ネパール-インドと、バックパック旅行など。厳しい環境でも人の姿を認めると風景が違って見えることを知りました。

造園コンサルタントの会社に就職し、公共事業の都市公園や都市計画策定に携わりました。そして、就農に至りました。

 

はるばる農園の有機野菜

はるばる農園有機野菜すべて、当初より、無農薬・無化学肥料の

有機栽培です。

土作りは広く生育環境ととらえて

作物はそもそもおいしいもの。ただし、それは生命力を発揮し、健全に育った作物のこと。その育つ環境を整えるのが、基本方針です。これを広い意味の「土作り」と考えます。有機肥料を土に加えればよいというものではなく、植物としての作物の生育環境を管理していくこと。目に見えない部分がほとんどですが、経験を積み、勉強をし、そして周りの自然をお手本にして取り組んでいきます。

少しずつ変えてゆく

土作りでは過剰な施肥にならないよう心がけてきました。最近は「自作ボカシ肥料」の施肥が中心です。有機肥料といえども由来が不明瞭なものは遠隔地(海外など)のものは使いません。

畑で直接育てる「緑肥」作物を取り入れたり、数十羽ですが自前の平飼い養鶏から得られる良質の鶏糞も利用していきます。

微生物や生物を圃場で増やすことも、生育環境に非常に大事なことです。

一発で土を作るのではなくて、少しずつよくなっていくもの、また、絶えず変化している状態にあると考えています。

 

季節に合わせて

日光を直接浴びる露地栽培が基本です。植物にとって基本の環境です。ただし、寒冷地なので、ビニールハウスやトンネルなどは時期によって利用しますが、無加温で人工的に暖房はしません。

それぞれの作物にあった季節に作付します。同じ種類の野菜でも、品種によって生育時期の特性が異なるものなどを活用します。

そして、冬や春にトマトやキュウリはつくりません。エネルギーのことや病害虫を防ぎ難いこともありますが、「おいしくない」と考えるからです。

 

地域の資材で

「自作ボカシ肥料」の材料は、コメヌカ、クズ大豆(選別されたもの)、籾殻燻炭。地元地域で入手できます。踏み込み温床に使う落ち葉や畑の敷き藁、敷き草などいずれは、土になる素材も地元のもの。原発事故による広範囲な放射能汚染の現状では、投入資材による圃場の汚染を防ぐことにつながります。

場合によっては、購入資材も利用します。その場合は有機JASの使用資材として認定されるものとし、原産地、原料を吟味します。

 

はるばる農園のある松本市四賀地区

know5しののめの原風景のむら

松本市四賀地区(旧四賀村)は、信州の真ん中あたりに位置し、緩やかな山に囲まれ、のびやかな里山風景が広がります。山越しの北アルプスの連なりは、見事な眺めです。

畑や田の標高は約650~750mくらいで、昼夜の温度差や豊富な日照などにより、おいしい野菜が作られます。夏場は雨が少なく、冬の雪もあまり多くありません。

また、大規模農家はなく、野菜の産地などでないので、飛散農薬の心配もありません。


はるばる農園松本四賀クジラが眠る里

四賀地区の地質は第三紀層。古代ここは海底だったそうです。その証拠にこちらでは、海洋生物の化石が出ます。クジラの化石も発見され、それら展示する博物館もあります。

土性は壌土で、地元では「粘土つち」と言ったりしますが、乾き難く乾くと硬くなってしまう反面、肥料を留める能力が比較的に高く、姿が締まり味が良い作物がとれます。赤みがかった土は湿ると粘りますが、適度に乾けばはがれやすく、根菜類がきれいに収穫できます。


多様な生物が共生多様な生き物が共生する

空にはオオタカが舞いあがる。畦の間をキジが走り抜ける。トマトの葉っぱにアマガエル。ワレモコウにアキアカネがとまる。こんな微笑ましい風景にすぐ出会えます。

田んぼの生き物を観察し研究するグループに入っていますが、四賀地区は、動植物の多様性においてホットスポット的な場所ではないかと感じています。大規模な開発がなく、さまざまな環境がコンパクトにまとまっているせいでしょうか。

「いいところだね。」と訪れた人は口にします。その訳は、生き物も暮らせるような環境だからかもしれません。どうぞ、いらしてください。